Sport Optics Guide - フィールドスコープの選び方

対物レンズ有効径で選ぶ

対物レンズ有効径が大きいほど集光力が向上し、明るく、解像力の高いシャープな像を得ることができます。特に高倍率になるほど対物レンズ有効径の大きなものが明るさの点で有利とされます。対物レンズ有効径による明るさの違いは、夕暮れ時や暗い森の中などの悪条件下でその差がはっきりと表れます。また、対物レンズ有効径が大きくなると、フィールドスコープはより大きく重くなります。

ニコンのフィールドスコープは、本体との接続方式が同じものは、接眼レンズを共通で使用できます。ひとつの接眼レンズを異なる対物有効径のフィールドスコープ本体に接続する場合、倍率や実視界も変わります。

重量について

フィールドスコープは、対物レンズ有効径が大きくなるほど、全長や全幅、質量(重さ)も大きくなります。定点観測などでは問題ありませんが、場所を移動しながらの観察・撮影などでは、持ち運びが大変になります。見る対象物や環境などを考慮し、最適なフィールドスコープを選びましょう。

対物レンズ有効径85mmの大型タイプ
質量:2,030g
対物レンズ有効径50mmのコンパクトタイプ
質量:455g