Sport Optics Guide - フィールドスコープの基礎知識

フィールドスコープとは

望遠鏡の一種で地上望遠鏡に分類され、遠くの対象物を拡大して見ることができます。両目を使う双眼鏡と異なり、観察は片目で行います。スコープ本体と接眼レンズを組み合わせて使用し、取り付ける接眼レンズの選択で、倍率を変えることができます。プリズムによって正立像が見えるように設計され、用途は、野生動物や野鳥の観察、天体観察、アーチェリーや射撃の標的確認などがあります。一般的に双眼鏡よりも倍率が高く、通常は三脚に固定して使用します。

フィールドスコープの分類

フィールドスコープは構造などにより、図のように分類されます。

直視型(ストレートタイプ)

スコープ本体と接眼レンズが平行もしくは直線となるタイプです。対象物を視野に捉えやすいため、複数の対象物を観察する場合などに適しています。

傾斜型(アングルタイプ)

スコープ本体に接眼レンズが斜めに接続されるタイプです。樹上などの高い位置を仰角で観察する場合や、複数の人で交代して観察する場合、椅子にすわってじっくり観察するときなどに適しています。

フィールドスコープの内部構造